Aya kondo(.lueur.)

*微光を放つアクセサリー*

 サーカスの空中ブランコや、小さなパリのお庭をイメージしたデザイン。可愛らしくて、面白い、そんな心くすぐるアクセサリーが.lueur.から生まれる。

 作品を手がけるayaさんの手からは、いくつもの素材から新しい感覚のアクセサリーが次々につくりだされていく。

 

 

-稼動し始めたものづくり-
 ファッションの専門学校を卒業後、アパレル業界に就職したayaさん。当時配属されたスポーツウェアを取り扱う部署で、デザインを手がける日々を送っていた。

 

「もちろん仕事も好きだったんですけど、自分の好みの物とは全く違う分野だったので、好きなものがなかなか作れなかったんです。売れるものを作らなくてはいけないので商業的な感じですよね。でもやっぱり“自分のもの”を作りたいと思い始めて、最初は趣味の範囲で以前から興味のあったヨーロッパのアンティークやガラクタを使って作品を作り始めたんです。」

 

 しばらくして一度仕事に区切りをつけた頃、以前訪れた際に魅了されたというパリへ一年間の語学留学を決意する。

「留学は個人での制作活動とは関係なく、語学勉強がメインだったのでしばらくものづくりから離れていたんです。でも半年ほど経つとどんどん作っていないことに対するフラストレーションがたまっちゃって、やっぱり作ることがしたいんだって実感したんです。それから半年間は材料から道具まで全てを現地で買い揃えて作品を作り始めました。」

 

 留学最後の締めくくりにはパリで個展を開催し、ayaさんはその後日本に戻りアクセサリー作家として本格的に活動を始める。大好きなヨーロッパの雰囲気を演出させた作品制作は、ここから再び勢いをつけて稼動し始めた。

 

 

-素材の出会いが生み出す新しい形-

 きれいなもの、古びたもの、奇妙なものを詰め込んだアクセサリーが.lueur.のコンセプト。お花を使った可愛らしいデザインから、アンティーク素材を用いたものや、珍しいユニークなデザインを用いたものまで、それぞれが一つの作品として出来上がる。それらは全て“素材との出会い”から始まっていく。

「パーツの買いつけに行くことが大好きなんです。自宅には買いつけてきた材料がいっぱい溢れています。そこから手にとって組み合わせることで、どんどん新しい形が出来上がるんです。」

 

 最近の作品の中には、パリの雑誌の中の1ページをリボンの形にしたブローチがあった。これはもともとアルファベットの文字が好きだというayaさんが、パリで集めた雑誌を利用して作ったもの。“紙”を樹脂で加工することで、立体感のある素材へと変え、新しい感覚のアクセサリーが生まれた。

 

「いつみてもおもしろいね。」というお客さんからの言葉がとても嬉しかったとayaさんは語る。lueur.が作り出す作品は、決まった種類の中でバリエーションが増えていくのではなく、異なった形で次々に新しい作品が表現されていく。

 

 

-変わらないベース-

 様々な素材を用いていくつものアクセサリーが.lueur.から生まれていく。その中には実はベースとなっているものがあった。それは昔からayaさんが好きだったという“お花”をデザインに用いたもの。そこにはドライフラワーや押し花、造花までが使われている。以前は買いつけたものを使用していたが、最近では色やサイズに限界を感じ、バリエーションを増やす為にも自宅で育てたものを摘んでいるという。

 

「お花ってあるだけで心が豊かになれる気がするんです。“happyな毎日を送ってほしい”そういう思いを込めてお花を扱っています。日常の中で少しでもキラッと光るものを与えたいんです。これはずっと変わらないベースです。」

 

 

 フランス語で「微かな光」という意味を持つことからayaさんがつけた“.lueur.”という名前。この場所からこれからも、きっと多くの人の心に光を与える作品が生まれていくのだろう。

 

 ※上記の内容はすべて取材当時のものです。