イワタ ノリエ (n.r.e.-plan)

*ハンドメイド雑貨のぬくもり*

 いくつもの可愛らしいハンドメイド雑貨が置いてある小さな空間。ここn.r.e-planは中区大須の隠れ家の中のまた隠れ家、「ともしびアパート」の二階にあります。経営するのは、自身もオーダーメイドのウェルカムボードや人形制作を手がけるイワタノリエさん。

 

 現在は全国の作家さんの作品と自身の作品を置くハンドメイド雑貨店を営む傍ら、学校でグラフィックデザインの専任教員として勤めている。

 

 以前にワークショップを開いていた経験があるイワタさんは、「見ているだけと、作るのは全然違う。どのように作るのか知らない方がほとんどで、それを一から知ってもらえる。ものづくりの楽しさと難しさを伝えることができる。」と人に教えることに対して、楽しそうに話してくれた。

 

 10年目を迎えたn.r.e-plan。お店を始めたきっかけは、覚王山街づくり委員会のボランティアスタッフとして活動していた時に、覚王山アパート【※】の立ち上げの話が会合で持ち上がったことだった。お店を開きたいという思いを持っていたイワタさんがチャンスだと思い応募し、選ばれたことからお店をもつことに。

 

小さい頃から絵を描くことや、粘土を作ることが好きで、作品は学生のころから作っていたと言う。そう話してくれるイワタさんの手つきは作業の終わりを感じさせない。

 

 インタビューの最中も常に手を動かし続けていた。「作るものを考える時は本を読んでヒントをもらったり、町を歩いている時はいつでもアンテナをはっています。」と話してくれた。モノを作るということが、どんな時間でもイワタさんの生活に染み込んでいることを実感した。

 

「これからも目が見えて手が動く限りはずっとこの仕事を続けていきたい。」という言葉は、さらに制作に対する熱い想いを感じさせた。

 

ほんわかとやわらかいイメージを与えるイワタさんの作品。「色味は暖色系を使うようにしています。」と話してくれた。

 

「でも暖色系ばかりでもだめです。商品をすべて暖色系で並べるのではなく、寒色系も並べないとバランスが悪くなってしまう。色の効果はすごく大事なので、特に気をつけています。」と語ってくれた。

  

これまで作り続けてきたたくさんの物、それぞれが違う雰囲気をもち、どれもが心に残るような作品となっている。「手作りだからこそ決して同じものはできない。」当たり前ではあるが、とても印象的な言葉だった。イワタさんの作る、世界にたった一つだけの粘土の人形は一つ一つに優しさを感じ、見ているだけで心を温かい気持ちにさせてくれる。

 

※上記の内容はすべて取材当時のものです。


【※】デザイナーやつくり手が集い、互いに刺激を受けながら自らのクリエイティビティーを磨いていく覚王山の名所。