MARU

*愛着からにじみ出る親近感*

頭の中にしっかりと残るMARUさんの個性的なデザイン。一目見ただけでその作品の表現力に引き寄せられていく。そしてMARUさんの作品が持つのほほんとした穏やかさが、眺めていると心を落ち着かせてくれる。

 

 

―大好きな絵

小さい頃から色を塗ったり線を描いたりすることが大好きだったというMARUさん。その気持ちは変わることなく、今でも毎日ノートに絵を描いているという。自宅が制作場所ということで、部屋にはたくさんの作品がずらりと並んでいた。その中に一際目立つ華やかでカラフルな市場の絵。「これは韓国旅行へ行った時に市場がカラフルで面白くて、それを日本に戻ってきた時に描きたくなったんです。」と教えてくれた。

 

今までに見た物やおもしろかった出来事などを描きたくなり、思い出して描くことが多いのだとか。MARUさんの描きたいという気持ちが、自然と手を動かし一つの絵を仕上げていくのだ。

 

 

―親近感―

デザインから題名まで独特な創造力でMARUさんの世界が繰り広げられる。絵を描くときに使う道具は主に色鉛筆とクレヨン。個性的な線のタッチや色使いが優しさを演出していく。

 

またMARUさんの作品の中で印象的なのは、目や鼻、口など顔のパーツをはっきりと表現した人物のデザイン。何か特別なこだわりがあるわけではないが、これには愛着たっぷりなのだと教えてくれた。一度見たら忘れないほどのインパクトを感じる。お客さんの中には「自分に似ているような気がします。」と言う人も。自然と親近感が湧いてくる、愛着をもってしまう、この感覚がMARUさんの作品から自然と出る持ち味なのだ。

 

最近は、植物や飼い猫の影響をうけて、葉っぱや猫のデザインも増えてきているとか。描くものが変わっても、親しみやすさが溢れる作品に変わりはない。

 

 

―作るのが好き―

最初は紙の上だけであったが、今ではTシャツや靴下、ぬいぐるみ等幅広いジャンルにデザインしている。「こんなに作ることになるとは思ってもいなかった。…未だに増え続けているけど。」と照れ笑いしながら嬉しそうに話してくれた。

 

Tシャツに描く絵は、一度ノートに描いたものの中から選んで使う。「同じ絵でも描く場所や生地の色でぜんぜん違う。そういうのが楽しいからいっぱい描いても飽きないんです。」そういってMARUさんはどんどん筆を動かしていく。

 

「何かを表現したいと思っているわけではないけど、作るのが好きだから。」と率直な気持ちを話してくれた。そして今後描きたい素材は、ずばり陶器だと言う。陶芸用絵の具を使って陶器に絵を描きたいと教えてくれた。紙や布、陶器でもMARUさんが筆を動かせば、全てMARUさんの味たっぷりの作品へと仕上がる。陶器でもどんな作品をみせてくれるのか楽しみだ。

  

※上記の内容はすべて取材当時のものです。